「人生はほこりだらけでざらざらなのに、みんなはそんなことに目をつぶって、
ここは退廃なんて存在しないパーフェクトな夢の世界なんだと一生懸命 思い込もうとしている。 ぼくが興味を持っているのは、もっと日常的でありふれて見過ごされるような ものなんだ。全然ドラマチックじゃないただの退廃がいつも僕らを取り囲んで いるから。」 まえまで、まさにこんな風に思っていた。ただの廃墟が綺麗だって。 だけど最近少し違う。ただの廃墟なのはわかってる。だけど悲しいけれど それでは生きていかれない。 悲しくて、苦しくて、何も出来なくて、理不尽で、他人の見栄を聞くのも しんどいし、毎日何か問題が起こることももううんざり。愛想笑いを浮か べることも嫌だし、思い通りに行かないことばかりで、納得いかない意見 に対して笑顔でハイと対応する。いやだいやだと思っても、朝はやって きて、人生の大方は悪意で出来ているのではないかと思うくらい、 いいことなんてもうないに等しいし、なきたいことだらけだけど、泣いたって しかたない。 やっていくしかないから、だから、 廃墟なんて存在しない、パーフェクトな夢の世界だと一生懸命思い込ま ないと、やっていけない。 だけど、きっと、また朝がきたら、そこには無限の廃墟が待ってる。 しばらくのよると笑いが欲しいだけなのにね
by kiuri9
| 2006-11-08 22:57
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